岡田監督を著書と留学と人選から見ていき、W杯をともに戦っていきましょう。
オシム監督の後を引き継いだ岡田さんも著書があり、「指揮官・岡田武史」があります。
岡田さんと朝日新聞記者との取材やインタビュー等岡田さんの考えや様子等がわかりやすく伝わってくると思います。中でも日本代表の監督就任要請に対して、日本サッカー史上初めてW杯に導いたその過程は、何度読み返しても熱いものを感じます。ちなみに表紙のジャージ姿は、岡田監督のスーツ姿はあまりイメージできませんので、本当にジャージがよく似合う人だと思いますね。当然ながらジャージもそうですが、メガネもピッタリです。
少々時間は経過している内容ですが、当時の状況を理解しながら今後の2010年W杯を目指す我が日本代表の今後の行方を追って行くと面白いかもしれません。
岡田武史現日本代表サッカー監督のドイツへのコーチ留学の経験があり、それは古河電工サッカー部や代表チームを辞めてから行かれていたそうです。
ある皮突然岡田さんは会社に頼んで、留学をさせて欲しいと直訴したそうです。留学に関する並々ならぬ意欲があったというかということがうかがえます。直訴する勇気を見るとある意味岡田さん「らしさ」を感じます。
結構大変なドイツ留学だったそうですが、ドイツへコーチ留学したので、日本へ帰国後もサッカー関係に携わるつもりだと周囲が見ていたそうですが実際はそうではなかったらしいです。岡田監督もその当時驚きを隠せなかったようですが、Jリーグが開幕していたということに無理もありません。なぜなら古河電工時代は閑散とした観客席しか知らない世界から、一転してプロリーグで何万というお客さんがグランドに入っている姿を見てびっくりされたそうです。
岡田武史監督は、オシム監督の後を引き継いで日本代表監督に復帰されましたが、今思うとこの人選は正しいのでしょう。私個人としてもなるほどと思った次第です。
今まで代表に呼ばれていたメンバーを基本に戦術も人選もオシム監督のベースを活用して戦って行くようです。確かに代表に呼ばれる選手の状態や特徴や組み合わせ等の情報や現状を把握していない人が監督にこの時期に指名されていたならば、非常に混乱を招く事態になりかねませんからね。
その点岡田さんならば、最近までJリーグで指揮も執っており、Jリーグの監督を辞められてからもJリーグを見てこられているわけですから先程あげた点はクリアされているものと思います。また岡田監督は、経験と実績という点でもJリーグの監督を複数のクラブで指揮され、タイトルも獲得されているので、もしここ最近のJリーグの状況で岡田氏以外で日本語がわかる監督を上げるのであれば、ガンバ大阪の西野さんぐらいかと思うのは私だけでしょうか。
そういう意味で、日本らしさを掲げる現日本代表を「短刀」というイメージで戦うコンセプトを打ち上げた岡田さんを起用したのは、サッカー協会の判断は納得がいく人も多いことでしょう。